令和4年度 卒業式
2023年3月22日 10時25分 [HP管理者]令和5年3月17日 金曜日
春らしい陽射しの中、令和4年度卒業式が行われました。
式前の各クラスでの学級活動で、既に泣いた様子の生徒が何人もみられ、それぞれが色々な想いを胸に担任の先生を先頭に入場してきました。
今年は在校生も参加し、マスク着用ではありますが、校歌も歌うことができ、最後の卒業式は従来通りの卒業式を執り行うことができましたが、今年の卒業生はたくさん我慢をした学年でした。
そんな中、できる事を模索し、精一杯頑張ってきた姿を本人たちはもちろん、先生方や、保護者の方々も見てきたのでそれぞれが、それぞれの思いで祝辞や合唱を心全体で受けとめた感慨深い式になりました。
卒業証書授与
校長式辞
例年より春の訪れが早く感じられる、今日の良き日。今治市教育委員会事務局、教育政策局長・教育大綱推進課長様にお越しいただき、ほぼ、通常通りの卒業証書授与式が行えますことは、誠にありがたく、感謝を申し上げます。
また、保護者の皆様、お子様の立派に成長した今日の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことと、拝察いたします。お子様のご卒業、おめでとうございます。
百六名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。
君たちが入学したのは、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、教育現場において、過去に例のない、臨時休業、分散登校という環境の中でのスタートでした。新しい生活習慣を強いられ、運動会や総合文化学習発表会、修学旅行も四国内日帰りという縮小開催となった中でも、一つ一つの行事に魂を燃やして臨んでくれました。「艱難汝を玉にす」。まさしく、困難な状況の中でも「笑門来福」。笑顔を絶やさず、一層美しく輝き、スカッとさわやかな姿を見せてくれました。本当にありがとう。
さて、私が教師を目指す、理由の一つに、40数年前のテレビの「3年B組金八先生」という番組がありました。武田鉄矢さんが演じる金八先生に憧れ、教師になった先生も、私の世代はたくさんいることと思います。その主題歌、「贈る言葉」の歌詞を紹介し、卒業する皆さんに文字通り、贈る言葉とします。
去りゆくあなたへ、贈る言葉
悲しみこらえて微笑むよりも、涙かれるまで泣くほうがいい
人は悲しみが多いほど、人には優しくできるのだから
信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷つくほうがいい
求めないで優しさなんか、臆病者の言いわけだから
はじめて愛したあなたのために、飾りもつけずに 贈る言葉
これから始まる暮らしの中で、誰かが、あなたを愛するでしょう
だけど、私ほどあなたの事を、深く愛したヤツはいない
さよならだけでは、さびしすぎるから、愛するあなたへ、贈る言葉
教師になって、ずっと「私ほど、あなたの事を、深く愛したヤツはいない」と思って生徒に向き合ってきました。君たちに関わってくれた先生も同じ思いです。
この歌の最後の歌詞は、「もうとどかない、贈る言葉」とあります。しかし、君たちは、私たちにとって、何歳になっても、愛する生徒です。人生の節目や、何かあったら、訪ねてきてください。この曲を聞くことがあったら、北郷中学校のことを思い出して、気持ちを奮い立たせてください。
君たちが、夢に向かって大きく羽ばたくことを祈念して、贈る言葉といたします。
令和5年3月17日 今治市立北郷中学校長 木村勝也
送辞・答辞
最後は卒業生全員で合唱し、3年生らしい仲の良さと団結力を感じる素晴らしい卒業式でした。
3年生学年合唱
今日の歌声のように、のびやかに、先へ先へと進んでいくことを参加した全員で祈っています。
ご卒業 おめでとうございます。
退場後、学級で、担任の先生とお別れしました。
いよいよ旅立ち。在校生、先生、保護者に見守られながら、正門から去っていきました。